街は発見に満ちている。アーティストの
意思が込められた
アート。建築家の企み
に満ちた空間。時代を先取るファッ
ショ
ン。人の営みを見据えたデザインや工
芸。私たちはそ
こに美を見出す。アート
を感じる眼を養おう。その眼が時
代をつ
くりだす。
「杉本博司 本歌取り 東下り」展の大型シートを渋谷駅ハチ公広場に掲出中
現在、東急株式会社が「Find it : アートでもっと豊かな人生を」をコンセプトに、渋谷駅ハチ公広場の渋谷憲章シートにて渋谷区立松濤美術館で開催中の「杉本博司 本歌取り 東下り」の告知協力をしております。
掲出しております作品は、《富士山図屏風》。本展での初公開となる、杉本博司氏の新作となりますので、渋谷駅にお立ち寄りの際にはぜひご覧いただき、展覧会へも足を運んでみてください。
ハチ公広場で🗻を見つけたらSNSで#をつけて投稿してください。 #杉本博司 #findit!
展覧会名:「杉本博司 本歌取り 東下り」
会場:渋谷区立松濤美術館
会期:2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)
※会期中、一部展示替えあり
前期:9月16日(土)~10月15日(日)
後期:10月17日(火)~11月12日(日)
休館日:月曜日(ただし、9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
主催:渋谷区立松濤美術館
特別協力:公益財団法人小田原文化財団
協力:東急株式会社
HP:https://shoto-museum.jp/exhibitions/201sugimoto/
森岡書店 渋谷ヒカリエ店は、同時期に、渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール ホールAで開催される展覧会「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」の関連企画として、ソール・ライターが所有していた日本関係の書籍を展示します。これらの蔵書は、ニューヨークのソール・ライター財団が管理しており、 今回、特別に出展の許可を得ることができました。蔵書を通して、ソール・ライターが、どれほど日本の文化に心を寄せていたかを知る機会にしたいと考えています。また、それにあわせて、井津由美子の写真、平松麻の絵画、小川紗季の和菓子、ソール・ライター財団公認のニュープリントを会場内でそれぞれ展示販売いたします。
ライターは、ニューヨーク・イーストヴィレッジの住居兼アトリエ周辺にある風景や色のなかに詩情を見出し、それを撮り続けました。ニューヨークの街には、確かに、一歩向こうの角を曲がれば、何かが広がっている期待があります。通りが一本違えば歩く人 の仕草や表情も違うようです。ライターはそんなニューヨークの普通を愛していたと言って良いでしょう。
ソール・ライター財団によるカラースライドの発掘作業が進んだ2023年、財団監修の下、ライターのカラープリントをすべて手がけてきたフィリップ・ローモンにプリントを依頼し、エディションを20点に限定し、未発表だったカラー作品の販売に着手しました。今回特別に『まだ見ぬソール・ライター』(青幻舎)の掲載作品のニュープリント受注販売を承っております。
作品販売に関してのお問い合わせは、find-it@tkk.tokyu.co.jp までご連絡ください。
※森岡書店 渋谷ヒカリエ店の会期は終了しましたが、ニュープリントの受注は2023年8月23日まで承ります。
井津由美子は、ソール・ライターと生前から親交がありました。NY・イーストヴィレッジのライターのアトリエを、他界した3週間後からフィルムにおさめ、以後、2019年まで断続的に撮影を続けました。彼が最も愛した場所のイメージ。今回は、そのなかから、初公開を含め、これまであまり発表する機会のなかったモノクロプリントを10点展示販売いたします。
平松麻は、今秋に、生誕100年を記念してThames & Hudson社から出版予定のソール・ライターのカタログレゾネ的書籍のため、彼の絵画について、すでに6000字に及ぶ論考を脱稿しています。その経験から得た見解をふまえ、また、蔵書の意図を解釈しつつ描いた絵画を展示販売いたします。そのなかには、この5月にNYの彼のアトリエに赴き、そこで描いた新作も含まれます。
〈Conversations with Saul|紙、グァッシュ〉
小川紗季は、ソール・ライターが所有していた『How to Wrap Five Eggs: Traditional Japanese Packaging』に着目しました。「この本を開いたとき、こんな風に包まれた日本の菓子に想いを馳せたかもしれない」という観点から、彼が愛した珈琲を練り込んだオリジナルの「珈琲どら焼き」を開発し、それを「竹皮」に包んで数量限定販売いたします。
1923年12月3日生まれ。1946年、画家を志し、神学校を中退してニューヨークへ移住。1958年、『ハーパーズ・バザー』誌でカメラマンとして仕事をはじめる。その後、80年代にかけて多くの雑誌でファッション写真を撮影。1981年、ニューヨーク5番街にあった商業写真用の自分のスタジオを閉鎖、表舞台から姿を消す。1993年、カラー写真制作のためイルフォードから資金提供を受ける。2006年、ドイツの出版社シュタイデルが初の写真集『Early Color』出版。2008年、パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン財団でヨーロッパ初の大規模回顧展開催。2012年、ドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」製作。2013年11月26日、ニューヨークにて死去。2015年、ソール・ライターの作品を管理する目的でソール・ライター財団が創設された。
「一冊の本を売る書店」がテーマの書店。一冊の本から派生する展覧会を行いながらその本を販売する。他に類例のない形態が評価され、2022年、ロンドンのCourier社が刊行した『The World’s Best Shops』に選出された。店舗は銀座の1929年築のビル内にある。
1968年、大阪生まれ。写真家。ニューヨークでの25年間の作家生活を終えて2021年に金沢に永住帰国する。スティルライフのプラチナプリント、フォトグラム手法の銀塩プリントなど暗室での作品制作をメインに活動し、国内外で数多くの展覧会を開催している。2020年写真集「Saul Leiter: In Stillness」(Libro Arte)刊行。
〈HP〉http://www.yumikoizu.com/ 〈instagram〉@yumiko_izu
1982年、東京生まれ。画家。油彩画をメインに展覧会での作品発表を軸に活動する。自身の体内に実在する景色を絵画にし、「雲」をモチーフに据えた心象風景を描く。新聞・雑誌・書籍の表紙画や挿画、執筆も手掛ける。2022年挿画集「TRAVELOGUE G」(スイッチ・パブリッシング)刊行。
〈HP〉http://www.asahiramatsu.com/ 〈instagram〉@things_once_mine
1994年、神奈川県生まれ。菓子作家。2023年6月より活動を始める。人物や作品に想いを馳せ、そこにある「美しさ」を和菓子にしたいと考えている。展示会での菓子制作、予約制で和菓子を提供する催しを今後実施予定。
〈instagram〉@saki___wagashi
7.9[SUN]
19:00─
ソール・ライターのアトリエについて
井津由美子×森岡督行
7.10[MON]
19:00─
ソール・ライターの絵画について
柴田元幸×平松麻
7.13[THU]
19:00─
発酵文学研究会によるソール・ライターの写真と浮世絵
朝吹真理子×小倉ヒラク×ドミニク・チェン×森岡督行×渡邉康太郎
7.19[WED]
19:00─
ソール・ライターの蔵書について
宮本武典×森岡督行
7.22[SAT]
19:00─
ソール・ライターの魅力について
井津由美子×平松麻×森岡督行
※トークイベント開催日の一般営業時間は18時までとさせていただきます。
主催:株式会社森岡書店、東急株式会社
協力:ソール・ライター財団、東急電鉄
企画協力:コンタクト、Bunkamura
会場構成:関根真理(関根真理一級建築士事務所)
グラフィックデザイン:橋詰冬樹+橋詰ひとみ(TOR DESIGN)
家具協力:佐々木啓輔(佐々木家具造形研究所)
制作進行:柳澤智子(柳に風)+清水洋平(清水屋商店)
プレス問い合わせ先:森岡書店 担当 柳澤智子〈email〉moriokashotenonline@gmail.com〈TEL〉03-3535-5020
会場:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8F 8/COURT